消費者金融の審査が早い理由
借入しようと消費者金融のサイトを見ると大手などはどこも「スピード審査」をウリにしているケースが多い。申込をしてから数秒、数分で借入額が判定される。
確かにすぐにお金を借りたい方にとってはこの上ないサービスであるが、そのカラクリを知りたいといった方も多いのでは…?
今回は消費者金融によくあるスピード審査のカラクリについて勉強をしていこう。
スピード審査をウリにしている理由
まずどうしてもあそこまで各社がスピード審査にこだわるのか?
その理由の1つには他社との顧客獲得の競争が背景にある。お金を借りたい人はすぐに結果、借入がしたい人が多い。特に消費者金融を使う方の傾向は躊躇に出ている。
つまり、審査が遅いと他社に顧客を取られてしまうため、どの消費者金融を独自のシステムを用意して審査時間を早めているのである。
消費者金融各社は以前とは違い、「総量規制」の対象となりビジネスチャンスが狭くなってしまった。また過去の違法な金利対策によって現在は「過払い金返還請求」なども行っている。これによって経営が厳しくなった金融会社も多い。
そのため、できるだけ顧客を囲って自社から借入をして欲しいといった背景があり、すぐに融資ができる。借入審査が早いといったスピード審査をウリにしている。
スピード審査のカラクリは「コンピューター」
消費者金融各社のスピード審査のカラクリの大半はコンピューターによる自動審査システムだ。今まで培ってきた顧客情報を元にコンピューターにインプットしてスコアリングをしたり、似た人物の返済記録を遡り、返済能力があるかどうかを瞬時にコンピューターで弾きだしている。
コンピューターがスコア化して貸付ができるかどうかの数値が出れば仮審査はOK。各社のコンピューターによる自動審査は以下のようにパターン化されているケースが多い。
- 申込みフォームに必要事項の入力
- 情報を元に機械がスコアリング
- 合計ポイントが貸付可能ポイントに達していれば融資OK
各社で多少の違いはあるが、仕組み自体は至ってシンプルである。また各社の申込に必要な入力というのも簡略化されているように見えるがスコアリングに必要な情報だけを吸い上げて判定基準とされている。
キャッシングの申込審査で入力する項目
これも各社で多少の違いはあるが、ある程度、どの会社も似たような入力項目になっている。主な入力項目は下記の項目が多い。
- 氏名
- 住所
- 年齢
- 職業
- 勤務先
- 勤務先の在籍年数
- 年収
- 住居形態
- 居住年数
- 他社での借入件数
- 他社での借入額
このようなラインナップを入力することが多い。
そして各項目に対して消費者金融ではポイントを用意しており、コンピューターが入力情報に基いてスコア化している。
審査ポイントについては「お金の借入に対して審査に落ちやすい人の特徴」で説明しているので、どういった人物がスコアが高くなるのか参考にしてほしい。
審査の評価が高い、低いの職業別判断基準
審査の評価が高いとされているのは長期的に安定した収入が確保できる公務員や大手企業に努めている方。逆に評価が低くなるのが離職率の多い職業であると言われている。アルバイトであったり、日雇い。パチンコ店従業員、水商売などの職業は離職率も高いとされており、審査に通っても借入額は少ないケースが多い。