奨学金返済の延滞で信用情報が事故扱いになる
日本学生支援機構が支援をして学校の費用を一時的に負担してくれる奨学金。実は支払いを延滞していても取り立てが厳しくないといった理由から未払いや延滞が問題になるケースもしばしば、ニュースで放映されたりしている。
実は奨学金も信用情報に関係してくる事項。未払いや延滞があると消費者金融、銀行からの借入が難しくなるケースが存在する。
平成20年11月に日本学生支援機構は「全国銀行個人信用情報センター」に加盟。
これによって奨学金の延滞等があった場合、事実上の信用情報事故に繋がるようになった。信用情報に登録される条件としては延滞3ヶ月といった条件が盛り込まれている。
つまり大学を卒業して就職をしても過去に奨学金の延滞があった場合、信用情報は事故扱いとなっているのでお金を借りにくい状態となる。
また登録の判定は返還開始から6ヶ月が経過した時点で毎月チェックが入るようだ。もし延滞した場合は現状の返済分を全部支払い、そこから6ヶ月経過すれば事故情報は抹消されることになる。
日本学生支援機構の信用情報の取り扱いについて、より詳しく知りたい場合はこちらでチェックして欲しい。
奨学金返済の延滞が続くとどうなるのか?
日本学生支援機構は平成20年に信用情報機関に登録したことによって督促、返還請求に注力するようになった。
もし、延滞が長続きすれば業務委託された債権回収会社から督促がかかり、最悪の場合は差し押さえ等の強制執行を受ける可能性もある。
こうなってしまうと信用情報に大きなトラブルとして登録されてしまう。
信用情報のキズは住宅ローン、自動車ローンにも影響を与えてくる。奨学金は支払いを滞っても取り立てが緩いと安心せずに、毎月しっかりと返済することが大切。