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お金を借りる金融会社の審査の仕組み

お金を借りる場合に金融会社の審査を受けることになるのだが、お金を借りることを融資と呼び、融資額を決定する事項を与信と言う。非常にわかりづらいが、消費者金融にしろ、銀行カードローンにしろ、信用取引である。つまり審査をしてどの程度の額面なら貸すことができるのかを決定づけるのが与信である。

そして与信枠を決定する審査の多くは人の手を必要としない部分においては機械で自動審査をしている。これを金融業界では「スコアリング」と称されている。

金融会社は膨大な取引データを持っており、与信枠を決定づける要因も各社によって違いがある。そして信用情報機関に登録されているデータなども算出して与信枠を決定している。

簡単に言ってしまえば社会での信用度が高ければ高いほど「お金を容易に借りることができる」ということだ。

与信枠を決定する与信システム

金融各社が使う与信システムには2種類のタイプがあるとされている。それが「属性ポイント制」「属性モデル像」といった種類だ。主に消費者金融では属性ポイント制の採用が多く、カード会社では属性モデル像の採用が主流のようだ。

属性ポイント制

属性ポイント制は至ってシンプルな考え方。申し込み者の情報を元に各項目でポイントを与え、総合ポイントが自社の契約可否に合格すれば審査をクリアできる。この段階で利用限度額も決定される。

ポイントを与える項目であるが、お金を借りる際には申し込み用紙に様々な情報を記入する。これがポイントを与えるものとなっており金融業界では「属性」と称される。

総合ポイントが高いほどに与信枠も多くなり、利用限度額が大きくなる。

属性モデル像

カード会社が基本として採用しているのが属性モデル像と呼ばれるタイプ。こちらは過去の取引で申込者に似た属性をデータからピックアップして照らし合わせる。

似た人物像の与信枠、借りてから返済までの状況といったようにモデリングされるのである。

モデリングされた人物たちを対象に申し込み者の利用を把握、予想して契約の可否であったり、与信枠を決定するシステムである。

属性モデルのデメリットとされているのが自分は「返済するアテ、理由もある」としていても、モデリングされた対象人物が過去に悪い利用状況だった場合、審査落ちする可能性がある。つまり、似たよう特性を持っている申し込み者だから返済遅れしたり、貸したまま逃げたりする。といった具合に判断がされやすい。

まとめ

自動スコアリングによる審査というのはメリットもありデメリットもある方法。このシステムによって即日融資などスピーディーな貸付が行えるようになったのも事実だが、機械による返済能力の判断となるため、希望額に満たないケースも存在。また属性レベルが高くてもモデリングされた対象人物がズサンであった場合は審査落ちになる可能性もある。適正な審査を受けたい場合はインターネットや自動契約機でなく金融会社の窓口にいき担当者としっかりと相談した上で借入を行う方が良いだろう。

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