信販・ノンバンク系のおまとめローン
「おまとめローン」が名実ともに一般化してきたことで、各金融業者の新規顧客獲得競争も一層激化してきています。複数のローンを低金利のおまとめローンに一本化して借換えることで返済を楽にするという手法は、金利が低率な銀行系が有利といわれています。
しかし、銀行系は審査基準が厳しいだけに信販系やノンバンク系で契約する人も少なくありません。そこで、信販・ノンバンク系のおまとめローンの代表的なものを以下に紹介してみましょう。
楽天とオリックスのローン
ネットショップで有名な楽天グループの楽天カードには、「スーパーローン」という人気のローンがあります。個人向けの使途自由カードローンですが、おまとめや借換えローンとしての利用が多いことで知られています。
手続きの全てがWebサイト上で完結でき、当日に利用可能という利便性が人気の要因です。実質年率は4.9〜14.5%で、借入れ限度額は10万〜500万円までとなっています。
パ・リーグのプロ野球チーム「ブルーウェーブ」を傘下に持つ、オリックスのカードローンは、審査から契約まで全てWebサイト上で完結できる便利さで人気があり、もちろんおまとめローンとしても利用度が高いローンとして人気があります。
実質年率は、3.0〜17.8%で、限度額が800万円と高額な設定となっています。口座振替・振込・提携ATM利用など返済方法も豊富で便利です。20歳から65歳までの安定収入のある社会人であれば誰でも申込みが可能です。
アコムとプロミスのローン
アコムのカードローンは、おまとめローン的に利用できて、しかも自動契約機「むじんくん」で簡単に契約できる点で人気があります。以前は派手な広告で知られた同社でしたが、グレーゾーン金利が撤廃された現在では低金利のカードローンによって新規顧客を開拓しています。
実質年率は4.7〜18.0%で、限度額は500万円までと高額になっており、なにより申込手続きがわずか30分も可能といった、とてもスピーディーな点が最大の特徴です。
プロミスのカードローンはおまとめ専用ではないものの、利便性の高さで定評があり、もちろんおまとめローンとしても利用できる点が特徴です。Webサイトから簡単に申込みが可能で、新規会員なら「30日間金利ゼロ」という嬉しいサービスもあります。
また、ネットでの振込予約や残高照会もでき、女性向きのレディースキャッシングなど多様なサービスで女性層の獲得に力を注いでいます。実質年率は4.5〜17.8%で限度額は500万円となっています。
アイフルとノーローンのローン
アイフルは、東証一部上場企業で、業務改善に積極的に取り組んでいる金融業者として高い評価を受けています。
同社のWebサイトはかなり充実しており、会計管理や行動診断など便利な機能が評判です。アイフルのカードローンは、実質年率が4.5〜18.0%で、限度額は500万円まで。20歳以上であればパート・アルバイト・主婦・学生でも申込みが可能です。
ノーローンは、新生銀行系のシンキ株式会社が提供するカードローンで、アニメキャラを使った「1週間無利息」というひと目を引くキャッチフレーズによって、一気に知名度をアップさせたことで知られています。
手続きの早さが最大の特徴で「即日審査・即日融資」が人気の要因となっているようです。さらに、楽天銀行の口座があれば、借入れ・返済が24時間365日可能で、すべてインターネット経由で実行できる点が特徴です。実質年率は4.9〜18.0%で、限度額が300万円までとなっています。