銀行系のおまとめローン
おまとめローンには、大別して銀行系とノンバンク(非銀行)系があり、業者選択の前に、まず銀行系にするかそれともノンバンク系にするかを決めねばなりません。一般に、銀行系はノンバンク系よりも審査基準が厳しいといわれていますが、金利は低めです。
そしてなにより条件なしで総量規制の対象外となっているので、まとまった金額なら銀行系を選ぶのがよいでしょう。
そこで、代表的な銀行系のおまとめローンを以下に紹介しましょう。
大手都市銀行のカードローン
三菱UFJ銀行のカードローンは、個人向けの使途不問のローンで人気があります。しかも利用限度額以内であれば何度でも借入れが可能です。
実質年率は4.6〜14.6%で、借入限度額は10万〜500万円までとなっています。1年毎の自動更新契約で、返済方式は残高スライドリボルビング方式です。
銀行併設のテレビ窓口での申込みで、最短で申込当日にカードが発行されます。
みずほ銀行のカードローンは、4.0〜14.0%という低金利が特徴で、申込み当日から利用可能で、利用限度額も最大1,000万となっており、おまとめローンには最適のローンという評判です。
手続きも簡単で、パソコンやスマホにて当行のWebサイトで申込みからカード発行までが完結できるので、来店や書類の郵送も不要です。また、みずほ銀行のインターネットバンキング「みずほダイレクト」の会員ならば、限度額200万円まで書類提出が不要という嬉しいサービスがあります。
東京スター銀行の2種類のローン
東京スター銀行は、どこよりも早くおまとめローンや借換えローンの積極的に取り込んできた銀行として知られています。創業は2001年ですが、斬新なアイディアで一躍人気を集め、特に同行のおまとめローンは多くの新規顧客を獲得したことで有名です。
東京スター銀行のおまとめローンは「スターワンバンクローン」という名称で、年率5.8〜14.8%で、借入限度額が30万以上1,000万円以下、利用限度額は300万円以下となっています。元金同額返済方式で、繰上返済も可能です。
申込みから融資実行まで2週間ほどかかり、年収200万円未満の場合は申込不可と規定されています。なお、正社員雇用の社会人に限定されているので、パート・アルバイトの人は申込みができないので注意が必要です。
また、同行には借換え専用の「のりかえローン」もあり、借換え後に追加借入れを希望する人向けです。年率は7.8〜9.8%で、申込みから1ヵ月ほどかかります。
その他の銀行カードローン
VISAカードの広告で知られる三井住友銀行のカードローンも、年率4.0〜14.5%で最大800万円までの借入れが可能なので、おまとめローンとしての利用度が高いことで知られています。
さらに、カードは同銀行のATMだけでなくコンビニやゆうちょのATMも利用できて利便性が高く、三井住友銀行の口座がなくても申込み可能です。
VISAカードを持っていない人はクレジットカードとしてショッピングにも使えるのでこの機会に会員になっておくのもよいでしょう。
住信SBIネット銀行は、インターネットで簡単に申込みできて、おまとめローンとしての利用度が高い点で注目されています。プレミアムコースなら年率が1.99〜7.99%とかなり低いことから、他社ローンからの借換えによく利用されています。使途も自由な点も顧客には嬉しいメリットです。
これからインターネットを活用してみようという世代にもおすすめできるローンといえます。
まとめ
以上のように、ひとくちに銀行系おまとめローンといっても種類は豊富で、上記以外にも多くの銀行系おまとめローンがあります。
それぞれに特徴があり、審査基準も銀行によって異なるため、数社をよく比較・検討した上で、自分に合ったおまとめローンを選択するのがベストでしょう。